コピーライト (c) 2003 三英グラフィック・アーツ株式会社












































































自費出版(概要)

●入稿

はじめにお客様とご相談、打ち合わせをし、本にしたい原稿あるいはデータ等を頂くこと(入稿)から本づくりは始まります。

A 手書き原稿による入稿
お客様の手書きによる原稿をもとに、当社にて入力からの組版となります。

B ワープロ等によるデータ入稿
お客様のワープロ等による原稿〜テキストデータをもとに、当社にて組版となります。

C DTPソフト等による完成データ入稿
お客様がDTPソフト等により完成させたデータをもとに、当社にてデジタル製版イメージセッターよりフィルム出力)となります。
あらかじめ使用ソフトおよびフォントをお知らせください。

D 完全原稿(版下)入稿
お客様が完成させた完全原稿(版下)をもとに、当社にてアナログ製版(撮影あるいはスキャニングによるフィルム作成)となります。
例えば、お客様がワープロで作成し、プリントアウトしたものをそのまま版下として使用することが可能です。また、コミックなどの完成原稿もこれに該当します。

AおよびBの場合、お客様による校正は原則として初校(全体の確認と訂正指示)および再校(初校の際の訂正指示の確認)および青焼校正(製版フィルムからの青焼での確認)とさせて頂きます。
CおよびDの場合、お客様による校正は原則として青焼校正の1回とさせて頂きます。

●色数

ここではスミ1色を前提にご案内しております。
もちろんカラーにも対応いたしますので、その場合はご相談ください。基本的に色数が増えれば、それに応じて色分解、分版、色校正、多色印刷などによって費用が増えていきます。

●ページ(頁)数

費用に最も影響する項目です。
ここでは本の印刷・製本についての基本を知っておきましょう。
本は1ページごとに印刷されるのではなく、大判の紙に複数のページをまとめて印刷し、それを折ったもの(折り)をまとめて綴じて判型に断裁して製本されます。したがって、「折り」の最小単位は2ページ(中綴じ製本の場合は4ページ)で、4ページ、8ページ、16ページ、32ページというように2の乗数ページが単位となります。紙の厚さにもよりますが、最も一般的なのが16ページ折りです。
例えば、本文が44ページの場合、次のようになります。

16ページ折り×2折+8ページ折り+4ページ折り

何だか半端な折りがありますね。
ちなみに本文が48ページの場合、次のようになります。

16ページ折り×3折

つまり、44ページよりも48ページの方が印刷・製本の効率が良いということです。
費用を考える上では、なるべく半端な折りがないほうが良いといえます。

●判型

ここでは代表的なものをあげておきます。(文字組み中心の場合の文字数の目安を併記しておきます。)

四六判 128mm×188mm (600〜700文字)≒B6判
A5判 148mm×210mm (900〜1000文字)
B5判 182mm×257mm (1300〜1400文字)

もちろん上記以外のものも対応いたしますので、その場合はご相談ください。

●製本様式

ここでは一般的に多く見られるものをあげておきます。

中綴じ製本
ノドの部分を主に針金で綴じる製本様式です。よく週刊誌などに見られますが、むしろページ数の少ない冊子などに向いています。
ここでは、針金綴じを仮定します。

並製本
ノドの部分をホットメルトと呼ばれる接着剤によって綴じる製本様式です。表紙でくるんでから判型に断裁するため、表紙と本文が同じ大きさとなります。最も多く見られる形ですが、表紙など各部の仕様によって、バリエーションはかなり豊富になります。
ここでは、アジロ綴じを仮定します。

上製本
本文のノドの部分を糸などによって綴じて判型に断裁、その上で板紙などによるハードな表紙でくるむ製本様式です。その名の通りの立派な作りで、各部の仕様もきわめて多彩ですので、事前の打ち合わせ、確認がとても重要となってきます。
ここでは、糸かがり綴じを仮定します。

●オプション

さらに、上記の製本様式にオプションを追加することも可能です。ここでは、特に代表的なものをあげておきます。

表紙PP貼り
表面にポリプロピレンフィルムを加熱圧着することによって耐久性が増し、つやを出す効果があります。

表紙カバー
表紙の外にくるむカバーで、PP貼り等の表面加工を施すのが一般的です。

●部数

そして、部数を決めましょう。印刷・製本においては「部数が増えれば一部当たりの費用が下がり、逆に部数が減れば一部当たりの費用が上がる」という法則がきわめて顕著であることが重要なポイントといえるでしょう。



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